プライバシーウィザード

マスキング内容の確認・調整方法

対象メンバー

プライバシーウィザードとは

プライバシーウィザードは、メッセージに含まれる個人情報(PII)を AI に送信する前に確認・調整するための機能です。

名前・メールアドレス・電話番号などの個人情報がメッセージ内で検出されると、送信前にプライバシーウィザードが自動的に起動します。ウィザードの画面に沿って操作することで、どの情報を保護(マスキング)するかを自分で選択できます。

ウィザードの流れ

プライバシーウィザードは、以下の 5 つのステップで進みます。

  1. 目的の確認 – ウィザードの目的と操作方法の説明が表示されます
  2. プレビュー – 検出結果を確認し、マスキングの ON/OFF を調整します(詳細は後述)
  3. カスタム設定 – 追加の調整を行います
  4. 確認 – 最終的なマスキング内容を確認します
  5. 完了 – マスキングが適用され、メッセージが送信されます

キーボードショートカット

操作 ショートカット
ウィザードから送信する Cmd + Enter(Mac)/ Ctrl + Enter(Windows)

ボタンにカーソルを合わせると、ショートカットがツールチップで表示されます。

ファイルごとのタブ

ファイルを添付した場合、プレビュー画面にファイル種別ごとのタブが表示されます。

タブ 内容
テキスト メッセージ本文の個人情報
CSV CSV ファイル内の個人情報
PDF PDF ファイル内の個人情報
画像 画像内の個人情報(「画像のマスキング」を参照)
音声 音声ファイルの書き起こしの個人情報
DXF DXF(CAD)ファイル内の個人情報

各タブを切り替えて、ファイルごとにマスキング内容を確認・調整してください。

音声ファイルのタブでは、文字起こしの状態が表示されます。

表示 状態
アップロード中... ファイルを送信しています
文字起こし中... 文字起こしを実行しています
エラー 文字起こしに失敗しました

プレビュー画面の見方

プレビュー画面では、検出された個人情報を視覚的に確認できます。

画面構成

  • 左側(検出リスト): 検出された個人情報の一覧が表示されます。上部には「X/Y 保護中」のように、保護対象の件数が表示されます
  • 右側(テキストプレビュー): メッセージ本文が表示され、検出された箇所が色付きのセグメント(区間)としてハイライトされます

検出リストの項目を選択すると、対応する箇所まで自動でスクロールします。

セグメントの表示

検出された個人情報は、マスキングの状態によって異なる表示になります。

状態 表示
マスキングあり 取り消し線 + グレー背景 + 緑色のエンティティ種別バッジ
マスキングなし 赤色の背景 + 取り消し線付きの種別バッジ
  • マスキングありの項目は、AI に送信される際にトークン(置換文字列)に変換され、個人情報が保護されます
  • マスキングなしの項目は、そのまま AI に送信されます

送信済みメッセージでのハイライト

送信後のご自身のメッセージにも、マスキングされた箇所が強調表示されます。

マスキングの操作

セグメントのクリックで ON/OFF を切り替える

テキストプレビュー内のハイライトされたセグメントをクリックすると、その項目のマスキングの ON/OFF を切り替えられます。

  • 保護が必要な情報は マスキング ON(グレー背景)にしてください
  • AI に伝える必要がある情報は マスキング OFF(赤背景)にしてください

エンティティ種別を変更する

セグメントに付いている種別バッジ(例: 「人名」「メールアドレス」)をクリックすると、種別を変更できます。

種別 表示名
PERSON 人名 山田太郎
ORGANIZATION 組織名 株式会社ABC
LOCATION 場所 東京都千代田区
EMAIL メールアドレス user@example.com
PHONE 電話番号 03-1234-5678
DATE 日付 2026年3月10日
CREDIT_CARD クレジットカード番号 4111-1111-1111-1111
CONFIDENTIAL 機密情報 社内プロジェクトコード、未公開製品名
OTHER その他 上記に当てはまらない情報

組織が独自の機密情報カテゴリを追加している場合は、それらも選択肢に表示されます。

「機密情報(CONFIDENTIAL)」は、自動検出の対象外です。辞書に登録したキーワードが検出された場合、または手動マスキングで選択した場合にのみ使用されます。

すべてのマスキングを一括で切り替える

画面上部の「すべてマスキング」スイッチを使うと、検出されたすべての項目を一括でマスキング ON または OFF に切り替えられます。

大量の検出項目がある場合に便利です。まず一括で ON にしてから、個別に不要なものを OFF にする、という使い方ができます。

テキストを手動でマスキングする(手動マスキング)

自動検出されなかった個人情報を手動でマスキングすることもできます。

  1. テキストプレビュー内の入力欄で、マスキングしたい部分をマウスで選択します
  2. ポップアップが表示されます
  3. ポップアップからエンティティ種別(人名、メールアドレスなど)を選択します
  4. 選択した範囲がマスキング対象に追加されます

抽出対象がない場合

自動検出で抽出対象が見つからなかった場合は、その旨が表示されます。

確認と送信

プレビュー画面での調整が完了したら、次のステップに進んで最終確認を行います。

確認画面で内容に問題がなければ、ウィザードを完了してください。以下の処理が自動的に実行されます。

  1. マスキング対象の個人情報が組織辞書に登録されます
  2. メッセージ内の個人情報がトークン(置換用文字列)に変換されます
  3. マスキング済みのメッセージが AI に送信されます

組織辞書に登録された語句は、同じ組織のほかのメンバーが入力したときにも自動的に検出・マスキングされます。辞書の管理は組織の管理者が行います。

AI の応答における自動復元

AI からの応答に含まれるトークンは、自動的に元の情報に復元(アンマスク)されます。ユーザーが操作する必要はありません。

例えば、AI の応答に「[PERSON_001] さんへの返信文を作成しました」と含まれている場合、画面上では「山田太郎 さんへの返信文を作成しました」のように復元済みの形で表示されます。

一方、ユーザーが送信したメッセージ側では、マスキング状態が維持されます。チャット画面でのメッセージ表示切り替え方法については、「チャット機能 > マスキングされた部分の表示」を参照してください。

実際の画面で試す

登録もログインも不要です。ガイド付きツアーで、この機能の挙動をそのまま確かめられます。

この記事は v1.3.8 の画面で確認しています(2026-09-03)。