用語集
セキュアチャットで使われる用語の解説
セキュアチャットで使われる主な用語をまとめています。
Gear(ギア)
AI の振る舞いをカスタマイズするためのプリセットです。名前・説明・カスタム指示を設定して保存し、チャット時に適用できます。公開範囲を「自分のみ」「組織全員」「指定ユーザー」から選べます。
カスタム指示
Gear に設定する、AI への指示内容です。作成画面の入力欄の名称です。
Deep Research(深掘りリサーチ)
AI に通常よりも深い調査・思考を実行させるモードです。AI が段階的に情報を調べ、回答を組み立てるため、複雑な質問に対してより詳細で正確な回答が得られます。Web 検索とは排他的に動作し、同時に使用することはできません。
アンマスク / 復元
AI からの応答に含まれるマスキング済みのトークン(PERSON_abc123... など)を、元の情報(実際の氏名など)に戻す処理のことです。この処理は TEE の内部で行われるため、外部からは復元後の内容を見ることはできません。
お気に入り
サイドバーの専用セクションに固定表示されるスレッドです。スレッドの操作メニューから登録します。
エンティティ
セキュアチャットが検出した個人情報の 1 つ 1 つの項目を指します。たとえば、入力テキストに「田中太郎」という人名と「tanaka@example.com」というメールアドレスが含まれていた場合、それぞれが 1 つのエンティティとして検出されます。
組織
セキュアチャットにおけるテナント(利用単位)のことです。企業や部門など、組織ごとに独立した環境が提供されます。各組織には専用のサブドメインが割り当てられ、メンバーやデータは組織間で分離されています。
コネクタ
Notion・SharePoint・OneDrive など、外部サービスの情報をチャットから参照するための連携機能です。読み取り専用で、参照できる範囲はご自身が接続先サービスで見られる範囲に限られます。プライベートモードでのみ利用できます。
辞書
組織ごとに管理できるカスタム単語リストです。標準の PII 検出では拾えない固有名詞(社内の製品名、プロジェクト名など)を登録することで、それらも個人情報と同様にマスキング対象に含めることができます。
機密情報カテゴリ
検知・マスキング対象とする機密情報の分類です。組織ごとに自動検知の有効/無効を設定でき、独自のカテゴリを追加することもできます。
スレッド
AI との一連の会話のまとまりを指します。1 つのスレッドには、ユーザーのメッセージと AI の応答が時系列で記録されます。
スライド生成
チャットの内容からスライド資料を生成する機能です。背景画像やスピーカーノートの生成を選べます。
SSO / SAML
シングルサインオンの仕組みです。組織が設定すると、ご自身の ID プロバイダ(IdP)のアカウントでセキュアチャットにログインできます。対象となるドメインは、管理者が宣言し DNS で所有を検証したものに限られます。
TEE(信頼できる実行環境)
データを処理中であっても外部から内容を見ることができない、ハードウェアレベルの保護領域です。通常のサーバーでは、管理者がメモリの内容を確認できますが、TEE 内で処理されるデータはサーバー管理者であっても読み取ることができません。
セキュアチャットでは、PII のマスキングと復元をこの TEE 内で行うことで、個人情報の安全性を保証しています。
PII(個人識別情報)
個人を特定できる情報の総称です。セキュアチャットでは、以下のような情報が PII として検出・マスキングの対象となります。
- 氏名(人名)
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
- クレジットカード番号
- マイナンバー
- その他、個人を識別できる情報
プライバシーウィザード
メッセージを AI に送信する前に、検出された PII とマスキング内容を確認・調整するためのダイアログです。自動検出の結果を確認し、必要に応じてマスキング対象を追加・除外できます。
プライベートモード
Confidential GPU を使用して、マスキングなしで AI チャットを行えるモードです。AI の推論処理自体が TEE 内で実行されるため、PII をマスキングせずにそのまま AI に送信しても安全性が保証されます。
マスキング
入力テキストに含まれる個人情報を、意味のないトークン(PERSON_abc123...、EMAIL_ADDRESS_def456... など)に置き換える処理です。マスキング後のテキストが外部の AI に送信されるため、AI ベンダーが元の個人情報を知ることはありません。
機密情報(CONFIDENTIAL)
エンティティタイプの 1 つで、PII カテゴリに分類されない組織固有の機密データ(社内コードネーム、未公開プロジェクト名など)を保護するための分類です。自動検出の対象外であり、辞書登録または手動マスキングで設定します。
ホットワード
音声の文字起こしで優先的に認識させたい語です。社名や製品名など、一般的な辞書にない語の認識精度を上げるために使います。
並列チャット
複数の AI モデルに同じメッセージを同時に送信し、応答を並べて比較できる機能です。最大 4 パネルまで表示でき、レイアウトのプリセットから枚数と配置を選べます。
プラン使用制限
組織のプランに設定された月あたりの利用上限です。上限に達すると軽量モデルのみが使用できます。
サブスクリプションプラン
セキュアチャットの利用プランです。プランによって利用できるメンバー数、月間バジェット(利用上限)、利用可能な機能が異なります。
監査ログ
ユーザーの操作やシステムイベント(ログイン、メンバー管理、LLM 呼び出しなど)を自動的に記録したログです。管理画面の「監査ログ」から確認できます。
行動ログ
AI との会話内容を記録したログです。閲覧レベルはスーパー管理者が組織ごとに設定します。JSONL 形式でのエクスポートも可能です。管理画面の UI はなく、API 経由での取得になります。
ロール
セキュアチャットにおけるユーザーの役割を示します。ロールによって利用できる機能が異なります。
| ロール | 説明 |
|---|---|
| メンバー | AI チャットの利用が可能です。組織内の一般ユーザーに割り当てられます。管理画面のダッシュボードは閲覧できません。 |
| 閲覧者(Viewer) | 組織の利用状況ダッシュボードのみを閲覧できる役割です。チャットやファイル添付などの機能は利用できません。監査担当者や、利用状況の把握だけが必要な方のための役割です。 |
| 管理者 | メンバーの権限に加え、組織のユーザー管理や設定変更が可能です。 |
| オーナー | 管理者の権限に加え、組織の全権限を持ちます。組織に 1 名以上必要です。 |
| スーパー管理者 | システム全体の管理権限を持ちます。組織の作成・管理などが可能です。 |
この記事は v1.3.8 の画面で確認しています(2026-09-03)。